【自尊自重の心】
「三笠」訪問で購入した冊子にある
小泉信三氏の文章から引用したいと思います
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【国民自重の心】より
「日本国民の自重の精神は敗戦によって崩れました。他国の武力に屈するのやむなきに至りました日本人は、その国民としての誇りを失い、心の友を失って退廃に陥ったことは、ごらんのとおりであります。
すべての道徳的の努力は無意味なものとしてあざけるという思想、ひたすらに官能の満足を追い求めるという傾向、また更に、何者かにこびるような気持から、しきりに日本及び日本人を侮りあざける風潮が起ってきたことは、ご承知のとおりであります。・・・
そもそも、自尊自重の精神のない国民が、他国人の侮りを受けますのは、これは当然でありますが、また、みずから重んずる精神のないものは、他国民のみずから重んずる精神をも理解することができないので、かかる国民は、他国民に対しまするときに、弱小のものに対しては不遜となり、強大なものに対しては卑屈となることは、いずれも、避けがたいことであります。
従って、一国民が正しい自重の精神を堅持することは、ひとり自国のために他国の侮りを防ぐのみでなく、世界の国民と国民、国と国との関係を正常で健全なものにするうえにおいて、欠くべからざる要件であると思います。自尊自重の精神なき国民は、すべての高い精神活動の落伍者たらざるを得ないのであります。」
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果たして現代の世界(どの国民がとかではなく)
どうなんだろうと
自らの内面を観て
「自重」「尊厳」が何なのか
考えなければならない
そこからしか始まらないのですね
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このことを考えさせてくれるのが
認識技術nTechのシンポ【10.7 Peace Renaissance】です
ぜひ皆さんとお話してみたいです